慶応大の帰国受験では、出願に提出するTOEFLとSATのスコアが合否に関係します。
まず、TOEFLは出願者を絞るためのものですから、毎年100点が足切り点になっています。
その後、学部ごとに出願者のSATの得点順に合格者を選定する形です。
今年の受験から商学部、文学部などでは帰国受験が無くなるので、他学部に帰国受験生は集約されます。
昨年の慶応合格者数からすると、法学部法律学科、経済学部、理工学部などで絞り込みが激しく、
環境情報学部、法学部政治学科などでは比較的合格しやすくなっています。
類推すると、そこから慶応の帰国子女入学の方針が垣間見えます。
理工学部は理系学部ですから、やはり帰国子女の数学力が一般生に比較すると十分ではないと判断されているようです。
経済学部は文系に区分されますが、かなり数学力が必要な学部ですから、理工学部同様、帰国子女の数学力が
ネックになっているようです。
しかし、法学部法律学科では、少し異なる要因があるようです。
慶応法学部法律学科は、将来的に法律の専門家を育てる学部です。
そこで、国際化する世界で、日本語だけでなく、英語にも堪能な優秀な帰国生を受け入れる方針のようです。
そのため、英語力を証明するSATが、かなり高得点でないと合格しにくいようです。
SATのスコアでいうと1400点以上で、実際は1450点前後が合格ラインのようです。
逆に合格し易かったのは、環境情報学部と総合政策学部の湘南藤沢の両学部です。
ここは、SAT1300点以上で合格が可能です。
また、法学部政治学科では、比較的高いSATの得点を要求されますが、それでも法律学科よりは入り易くなっています。
ただ、今年3月から米国を含む全世界で使用されるデジタルSATでは、高得点が出やすいような兆しがあります。
ですから、今年の慶応の合格基準点も50点程度上振れする可能性があります。
したがって、慶応出願にあたっては、SAT1350点以上を獲得するようにしてください。
正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力試験の得点は上がります。
しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。
その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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経済学部などの合格ライン1450点も50点ほど上振れして1500点になるかもしれないということでしょうか?
またSATの得点順の場合、推薦書や小論文はどのくらい影響するのでしょうか?
慶応経済の合格は1400点でも可能ですが、数学力を見られるので注意が必要です。
これは小論文ではなく、面接で一種の口頭試問の形で尋ねられます。
推薦文や小論文よりも、口頭試問で尋ねられる数学の知識を確実なものにしておくことが重要です。