SATの変質

来年の3月から、全米でもSATはデジタルSATに変更されます。

既存のSATはTOEFLの会社であるETS社が制作していました。

新SATはカーンアカデミーという会社が制作するようです。

 

既存のSATを制作しているETS社は、非常に分厚い制作陣をかかえ、綿密な問題制作をしています。

しかし、新SATの場合は、少し厳密さに欠けるように見受けられます。

ただ、新SATは現代米国の風潮である、結果平等主義にかなう内容のようです。

 

この結果平等主義は、すべての人に平等な機会を与えるというのではなく、
平等な結果が得られなければならないという考えです。

昔、幼稚園の運動会で全員が手をつなぎ、みんな同時にゴールにたどり着き、全員が一等賞というのと同じです。

比較的SAT高得点者が多いアジア系や白人系の点数を押さえ、他のマイノリティの点数を
底上げするのが正義であるという考えです。

 

東部のハーバードやコロンビア、西部のカリフォルニア大学などでは、SATは
マイノリティに差別的だと主張しています。

その結果、SATの得点を重要視しないという傾向により、SATの受験者数が減少しているようです。

このような風潮を受け、カレッジボード社はSATの内容変更を迫られているという実態があります。

 

このような変更の元に、新しいデジタルSATでは、得点傾向が変わる可能性があります。

超高得点も出ないし、超低得点も出ないという傾向です。

ですから、現行のSATで平均点以下の人は得点が上がり易くなると思われます。

 

現在では、デジタルSATは米国以外の地域だけで実施されています。

これはまだ開発途上の実験的なものも含まれているようです。

何にしても、SAT対策では基本知識の充実が重要ですから、着実な勉強をしていけば
テスト形状の変化にも対応可能です。

 

正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力試験の得点は上がります。

しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。

その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、受験失敗に結び付くことになってしまいます。

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