帰国受験で難関大に合格するために重要な統一テスト対策の中では、ＳＡＴ対策がキモになります。
ＳＡＴは難度が高いと言われますが、そのテスト内容には比較的易しいものもあります。
対策時間はかかりますが、まず、易しい部分から対応していくと良いでしょう。
ＳＡＴは４つのテストで構成されています。
テスト１と２は英語で、３と４が数学です。
数学に関しては、日本で小学校や中学校で基本を身につけている場合は、高得点を取るのに、
それほど時間はかかりません。
ただ、英語部分に関しては、計画的な対策をすることが重要です。
ＳＡＴの英語テスト部分で、とっつきやすいのはテスト２の文法テストです。
文法テストの問題は、順然とした文法関連の設問だけではありません。
単語に関連したものや、文意の理解も必要とするものがあります。
さらに、数学問題のようなグラフの読み取りを求められるものも含まれます。
設問の中には比較的簡単なものもありますが、厄介なのは問題文の意味が分かりにくいものです。
設問には問題の意図というものがあり、単語問題や文法に直結したものは、
その意図が明確に判断できます。
しかし、文の流れに対応するような設問の場合は、注意が必要です。
ＳＡＴのテスト２の問題の多くは、その箇所と前後の文を把握すれば正解を導くことが可能です。
このような問題を処理するために必要な時間は３０秒もあれば十分です。
しかし、文全体や段落の文意を把握し、設問に答えるような問題は処理に時間がかかります。
ＳＡＴテスト２の試験時間は３５分で４４問を解かなくてはなりません。
平均すると一問あたり５０秒足らずになります。ですから、
簡単な問題には時間をかけず、厄介な問題処理に１分以上の時間をかけるような
時間配分を予定してください。
実際の試験ではなく、練習の際は問題を解くための時間を十分かけることをお勧めします。
そして、一問一問を確実に解けるような練習をしてください。
その中で、どのような問題に時間を掛け、どのような問題を素早く解くのかを体得してください。
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正しいＳＡＴ対策をすれば、必ず得点は上がります。
しかし、この得点の伸びは一様ではありません。
特に対策を開始して数カ月は、著しい進歩は見えないのが普通です。
実はそれが問題で、誤った学習法を取っていても、この期間はそれが有効かどうかが判断できません。
誤った学習法の場合は、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
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次に申し込めるＳＡＴは３月１２日開催のものです。
予約の申し込み期限は２月１１日です。
今期からＳＡＴサブジェクトテストやエッセイテストは無くなっています。
ですから、安心して通常のＳＡＴに専念してください。
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