日本語で文章を書くときは、どちらかというと、長い文が良いという印象があります。
何も書くことがないのに、何百字とか言うような字数制限が気になります。
その結果、長いだけで、実際には何を言いたいのかが不明瞭な文になりがちです。
欧米の言論は、短く簡潔であることがより評価されます。
しかし、日本社会では、何が言いたいのか分からない、複雑な論旨や言い回しが、
さも重要であるかのように考えられます。
ですから、英語を使用する際は、日本語の価値判断を持ち込まないようにしてください。
実際、日本の政治家の提言などでは、一体、何を言いたいのか分からないような
文章構成になっています。
現代の日本語では、明確に自分の意見を主張することは、社会的にマイナスとして働きます。
実は、帰国子女が日本社会で違和感を持って見られるのは、歯に衣を着せずに
本音を語るという側面があります。
英語学習で大切なのは、正しい英語使用のルールが定まっていることを知ることです。
英語は複数言語を一つにまとめたような、一種の人造語です。
ですから、自然発生的な日本語とは違う性質を持っています。
SATの文法問題の中に、文中の空白部に適切な文を当てはめるというのがあります。
このような際に、参考になるのが一番短い選択肢の文です。
もちろん、意味的に不適な場合を除き、この短い選択肢が正解になります。
SATの文法問題では、文法的に誤りがない選択肢が複数ある場合、最も簡潔で
意味が明瞭であるものを正解とするという約束があります。
SAT対策を通じて学べるのは、実際に英語を使用するときの基本ルールです。
正解を求める練習を通じて、知らず知らずのうちに正しい英語用法を
身につけてていくことができます。
正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力は上がります。
しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。
その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、
受験失敗に結び付くことになってしまいます。
ですから、最初から正しい学習法を提供できるTOYOオンラインの対策クラスを
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