英語の受身文(受動態)は日本語訳だと、されるとか、られるとなります。
動作の主体が直接何かをするのではなく、他のものから動作を受けるので、
受身文という名がついています。
これは日本の中学校の早い段階で教わるので、日本の受験文法では
あまり難度が高い文法事項ではありません。
よく出る受身形の受験問題なら、byを用いないタイプの受身形でしょう。
通常の受身形は、BE動詞+動詞の過去分詞+byの形です。
しかし、特殊な場合は、そのお決まりのby以外の前置詞を用います。
日本の受験対策なら、be known toとか、be interested in
のような典型的なbyを用いない受身形を覚えます。
これは大学受験というより高校受験レベルです。
しかし、実用英語で必要なのは、枝葉末節な部分ではなく、受身形の本質を理解することです。
受動態になっていない元の文を能動態と言います。
では受身形になっていない文は、すべて能動態かというと、そうではありません。
能動態の文の動詞は、他動詞でなければならないのです。
他動詞とは基本文型のⅢ、Ⅳ、Ⅴの動詞です。
たとえば文型ⅢならSVOで、それをOVSのような形に変形したのが受身形です。
これは、まあ、一種の倒置文ということも出来るでしょう。
重要なのは、受身文は進行形や完了形と同じような、動詞の正式な時制の
一つではないことを自覚することです。
受動態は変形文ですから、正しい語順の標準形のように簡潔ではないのです。
簡潔な表現を第一とするSATやTOEFLでは、受身形は一種の異端なのです。
日本の受験文法の弊害は、枝葉末節ばかり強調され、本当に必要な正しい語法が学べないことです。
もちろん、そのようなことを理解し、初めから正しい文法を教えているのが、
TOYOオンラインのライブ授業です。
TOYOオンラインのTOEFLやSATの準備クラスは、受講生の英語力を高める授業をしています。
正しい英語力アップの対策をすれば、必ず英語力試験の得点は上がります。
しかし、誤った学習法を取っていても、それが有効かどうかが判断できません。
その結果、それ以後も点数が伸びず、結局は時間がムダになってしまい、受験失敗に
結び付くことになってしまいます。
ですから、最初から正しい学習法を提供できるTOYOオンラインの対策クラスを利用することをお勧めします。
<ONLINE受講者へのお知らせ>
次に申し込めるSATは8月26日開催のものです。
予約の申し込み期限は7月28日です。
11年生、12年生はもちろん、10年生、9年生の人も受けるようにしましょう。
1993年より毎年難関大学に帰国受験生を送り込んでいるTOYOオンラインの通信授業は、
世界中どこからでも受講可能です。
初心者からアドバンスの人まで、実力アップに必要な科目が選択可能です。
無料体験授業もありますが、不必要な押し付けセールスのようなものは一切ありません。
もちろん、受講停止も連絡するだけですぐにできますから、安心してください。