あなたは vignette という単語を知っていますか。
これは、ＳＡＴでは非常に良く出る単語で、その起源はフランス語です。
もとは、vine というブドウのツルを示す言葉です。
もともと、本の装丁などで、表紙の周辺を飾る唐草模様を意味していました。
さらに、そこから、そのような装丁をした小編の小説や小さな絵を意味するようになりました。
１９世紀末よりは、さらに短い寸描なども意味する言葉に転嫁しています。
Grapevine の vine は、バインという発音です。
Vignetteも同様で、ｇの音は発音せず、ビニェットのような音になります。
この語で重要なのは、元々のブドウのツルという意味ではなく、後から出た短い寸描という意味です。
英語の単語は日本語の単語のように、意味来歴があります。
たとえば、峠という字は、その通り、山の上下を分ける地点を意味しています。
要するにその単語を見れば、その意味するところが理解できるのですが、
それは多くの英単語にも言えるのです。
Vignette は、元々はブドウのツルを意味する語でしたが、本の表紙を装丁するときの飾りとしての唐草模様、
さらには、そのような模様を持つ小さな絵の額縁になりました。
さらに、その中身の小さな絵、寸描を意味するようになりました。
このように、英単語もその歴史を垣間見ると、その単語の本質が理解できるようになります。
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それは、単に多くの単語を知っているだけではなく、個々の単語の由来というものも知る必要があります。
それによって、融通むげな単語力を獲得することができるのです。
単語調べをするとき、たいていの場合は、英和辞書とか英英辞書を使うと思います。
しかし、さらに一歩上を行く単語力をつけるには、語源辞書を使用してください。
その単語の来歴、さらにその元々の意味を知るには、その単語の語源を明らかにすることが重要なのです。
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もちろん、語源がはっきりしない単語も多くあります。
しかし、重要な単語の多くは、語源を知ればその現代用法が明確に理解できるのも事実です。
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