英文はかたまり

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こんにちはTOYOの松村です。

 

日本語には句読点という文を区切る記号があります。

 

これは、文意を正しく伝えるためには欠かせない記号です。

 

たとえば、「雨が降る天気ではない」というのは有名な例です。

 

これは「雨が降る。天気ではない。」なら雨ですし、
「雨が降る天気、ではない。」なら雨は降りません。

 

英語もこれと同様、文のどこで区切るのかを見極めないと、文意を誤解してしまいます。

 

ただ、英語の場合は、品詞の役割が重要で、必ずしも句読点が必要ではありません。

 

英語の場合は、句読点なしの文を、品詞を参考にして、どこで区切るのかを見極めれば
誤解は生まれません。

 

たとえば、次のような文を区切ってみましょう。

 

Perhaps his most important contribution to conservation was persuading President Theodore Roosevelt to set aside millions of acres in the West as forest reserves.

 

まず、最初に文の中心となる主語や動詞を見つけてみましょう。

 

主語は、独立した名詞ですから、この文ではcontributionです。

 

動詞は2つ考え方があり、wasかpersuadingのどちらかです。

 

この動詞になる可能性がある語が2つあるのは、persuadingが「説得する」という動詞なのか、
「説得すること」と名詞になっているかで分かれるからです。

 

たとえばHe was persuading his motherならBE動詞+~ing形で、
進行形となって「~している」と動詞となります。

 

しかし、上の文のようにcontribution was persuading Presidentなら、
主語が「貢献」という動作をすることができない主語ですので、
「貢献が大統領を説得している」とはできません。

 

そうすると、このpersuadingは、動詞の~ing形が名詞として使われる
「動名詞」、つまり名詞です。

 

そうすると動詞はwasと決定できます。

 

この文の文型はSVCで、persuadingがC(補語)になっています。

 

persuading President Theodore Rooseveltは結局
「セオドア・ルーズベルト大統領を説得すること」となります。

 

to以下は「西部にある何百万エーカーを保護林として取っておくこと」となり、
説得の内容を示しています。

 

contribution to conservationは「(環境)保護に対する貢献」で、
このtoは不定詞を作るtoではなく、元々の前置詞の意味である
方向性を示すtoでcontribution to~で「~に対する貢献」
となることに注意してください。

 

そこで、文意を考えた上で、文を区切ると

 

Perhaps/ his most important contribution to conservation/ was/ persuading President Theodore Roosevelt/ to set aside millions of acres in the West/ as forest reserves

 

のように区切ることができます。

 

文を区切る場合、単語の品詞の知識が重要です。

 

his most important contribution to conservationならhis ⇒ contributionですから、
hisは名詞にかかるので形容詞です。

 

most ⇒importantはimportant ⇒contributionなのでimportantは形容詞です。

 

そうするとmostは形容詞であるimportantにかかりますから、
副詞ということになります。

 

このように品詞分類の基本である、形容詞(名詞にかかる語)や副詞(動詞、形容詞、
他の副詞にかかる語)のような品詞に関する知識を完璧にすることが大切です。

 

品詞分類や文型といった基礎知識は簡単ですが、非常に重要です。

 

このような基本がしっかりと身につかないと、高度な英文の読解はできませんので
注意してください。

 

そして、長い1文であっても、適切に区切って読み取る「
文のかたまり」ごとに処理していくようにしましょう。

 

長期滞在者でも点数が伸びないSATで、どのようにして得点力を
上げるようにするかは個別な要因もあり複雑です。

 

ただ、得点が伸びない人の学習法などを詳しく見ると、そこには共通点があります。

 

それを指摘し、正しい学習の指針にもとづく対策法をお教えするのが、
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しかし、帰国受験の実態に不明なため、対策が後手に回ったり、誤った学習方針をとって、
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充分な点数を取ることができません。

 

これからの人生を変えるかもしれない大学受験は、絶対に落とせない試練です。

 

それを成功に導くカギが、たった5日間の講習で手に入るのです。

 

7月3日に会場に一歩を踏み入れることが、あなたの新たな人生のドアを開ける
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SATは正しい文の用法を問うテストです。

 

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http://www.yozemikikoku.com/pdf/SAT_2017.pdf 

 

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