実際に使われている公式の英語で、最も大きなルール違反が、Sentence Fragment、つまり「文の断片化」と言われるものです。
もちろんSATの文法問題でも、ここをついてくるものは頻出しています。
では、断片化とは何か?
その前に文とは何か?
英語で言う文は、動詞と主語の組み合わせで成り立ちます。
複雑な文は、この文と文を接続詞でつないで作っていきます。
つまり、基本的には主語の数 = 動詞の数で、接続詞の数はそれより一つ少なくなります。
この関係が崩れたものを断片化、Sentence Fragmentと呼びます。
構造分析は、複雑な文を読む時に、この文の構造を捉えて正しく文意を理解する技術であり、同時に文法的に不適切な構造を見つける技術でもあります。
最初は、やり方に沿って、意識して構造を分析する癖をつけます。
そして、それが当たり前になってきたとき、実際の試験でも大きな力を発揮することになります。