K.C.君 帰国前編

本人も書いている通り、決して美しい話ではありませんw

9年ほど前の卒業生ですが、「学校の成績は帰国受験に関係なし!」の言葉を真に受けすぎた伝説の男です。

 

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この体験談は断じて美談ではない。暇つぶし程度に読んでほしい。

 

 

`「受験と私と」

K.C.

 

 

 

私がTOYOに通い始めたのは二千七年の十二月頃である。

それまでは約二年間、別の塾に通っていたのだが、私はその塾を辞めてTOYOに通うようになった。

なぜ塾を変えたのか、コレには次の二つの理由がある。

 

  • SATの点数を少しでも上げたかった

 

私は前の塾では全くSATに取り組んでいなかった。

SATを勉強していなかったのは、その塾の講師に「君はTOEFLだけを一生懸命やりなさい」と勧められていたからだ。

要するに滞在期間の短い私がTOEFLとSATの勉強をこなすのは無理だということだった。

初めはこの考えにも納得していたのだが、受験について自分で調べていく内にSATの提出を求める大学が多いことを知った。

このことがきっかけで私はSATもやらねばと焦るようになった。

 

また、一生懸命がんばっていたはずのTOEFLであったが、初めてのテストで

リーディング一点というスコアを叩き出してしまった(ある意味すごい)。

 

このことも重なったおかげで、とにかく学習環境を変えないといけないと自覚したので、前の塾を辞めるに至った。

 

 

次は二つ目の理由である。

 

  • TOYOがグッド

 

前の塾を辞めた後、とりあえずTOYOの体験学習に行ってみた。

体験学習ということで早速授業を受けたのだが、TOYO生徒の高いモチベーションと

アットホームな雰囲気が斬新に\思えた。

そして講師方からも前の塾では無かった、熱意を感じた。

体験学習のあともいろいろと悩んだが、TOYOの実績と斬新さに魅力を感じたので入塾する決断をした。

 

そんな訳で私はTOYOに通うようになった。

通った期間は受験までの約十ヶ月。これはあまり好ましい例ではないだろう。

やはり二年ぐらいTOYOで勉強するのがベストであって、十ヶ月は短い。

しかし、受験は確実に近づいていたのでとにかくやるしかなかった。

 

すぐにSATの勉強を始めたのだが英語はTOEFLより難しく、苦手な数学も勉強をする必要があった。

そのため夕方の四時ごろから夜の十時頃までTOYOで勉強し、家に帰ってから復習をするのが日課になった。

そのおかげで少しずつではあるが、SATの点数は上がっていった。

そして最終的には驚くほどの高得点をマークするはずだった、そう、そのはずだった。

 

三月の終わり頃のことだ。学校から私宛に一通の手紙が届いた。

手紙を読んでみると、そこには見慣れない英単語が書かれていた。

 

「PROBATION」

 

この単語を調べてびっくりしたのだが、これは「仮及第処分」という意味だった。

更に詳しく調べてみると、この処分はどうやら学校でとてーも悪い成績を取った生徒が受けるそうで、

成績を改善しなければ退学になるということだった。

 

何故このようなことになったのか。

 

「学校の成績を軽視していた」という答えに尽きる。

「帰国受験では学校の成績はあまり重要ではなく、統一試験の方が重要だ」ということを私は塾で聞いていた。

この情報を理由に私は統一試験の勉強だけに集中するようになり、学校の授業を疎かにしてしまった。

その代償がこの処分だった。

 

一応断わっておくが、「帰国受験で重要なのは学校の成績より統一試験の成績だ」というのは事実である。

ただ、私のような卒業が危ぶまれる成績は論外であって、決して取ってはならない。

これからの受験生は私のような過ちをしないで欲しい(いないと思うけど)

 

仮及第になった私はなんとしてでも学校の成績を上げなければならなかった。

その結果、学校の勉強に一生懸命になり、塾に行く回数も減ることになった。

六月には最後のSATがあったのだが、準備ができていなかったため、総合点数は5月の点数より下がってしまった。

点数が発表される前から覚悟をしていたが、実際に点数が下がったことを知ったときはかなり落ち込んだ。

 

ドンマイである。

 

六月のSATが終わると次はTOEFLがあった。

「また一点を取ったらどうしよう」と不安に思いながらテストに臨んだのだが、結果は思った以上に良く、

総合点は前回のテストより約二倍上がった(すごいだろ!)。

 

TOYOばんざい。

 

学校の成績も努力したおかげで、何とか卒業は保障された。

まさに危機一髪。

卒業式のときも、ある意味で一番祝福されたかもしれない。

 

そして何にも余裕が無いまま、いよいよ受験が間近になってきた。受験まであと三ヶ月、私は漢道を歩む決意をした。

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K.C.君 現地試験編

 

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